教育旅行等受入促進事業(対恵庭直接投資継続拡大に係る推進事業)
業務仕様書
1 業務名
教育旅行等受入促進事業(対恵庭直接投資継続拡大に係る推進事業)委託業務
2 目的及び概要
恵庭市では、平成29年度から国の地方創生推進交付金を活用した、「修学教育旅行・修学旅 行等の学生の受け入れ促進を核とした将来の対恵庭観光・投資拡大推進事業」において、台湾を ターゲットに観光事業を主体として事業展開を図っている。
平成30年度においては、平成29年度からの事業展開の流れを継続しつつ、平成29年度に 造成したツアー等を台湾人のトレンドを取り入れながら改良し、それらの情報発信に力点を置き、 実際のツアー実現に向けた取り組みを展開する。さらには新たに開発した体験ツアーと地産品等 を組み合わせ、一般消費者向けに提供できる形に発展させ、地域で収益を得られる機能・組織作 りを行うことが目的である。
具体的に地域で収益を得られる機能・組織作りとは、観光地経営の視点に立った恵庭市の新た な取り組みとするため、観光地域づくりを主導的に推進する地域 DMO 等を形成・確立し、地域の 「稼ぐ力」を創出することである。ひいては本業務を推進し、恵庭の地を知った台湾人とのコネ クション作りを図り、将来の対内投資を目的とする。
3 委託業務の内容 (1)委託期間(予定)
委託契約日から平成31年2月28日(木)まで (2)内容
下記の業務については、これまでの事業実績(別紙参 照)や知見を反映した内 容・提案でなく てはならない。
ア【訪日教育・修学旅行等のツアー造成に関する こと】
○平 成29年度に造成したツアーのブラッシュアップ(事業者等の招聘)やその方法の提案。 訪日教育旅行等と一般観光客向けのツアーはその性質 の違いから、それぞれ提案すること 。 ※ 造成するツアーについては売り込み先を旅行会社 及び教育機関等とし、台 湾からの観光
ツアー実現に資する取り組みを提案すること。
○平 成29年度に作成した恵庭市のPR動画や資料の 改定・強化(翻訳したも のを含む)及 び、それらの効果的な活用。
○平 成29年度に作成した花をモチーフとした体験及 び、体験して持ち帰るこ とができる商 品の販売戦略とその提案。新商品(体験含む)開発及 びそれらのコンサルティ ング業務。 販 売に至った商品については、その経済効果の調査 ・分析。
イ【造成したツアーの広告及び宣伝】
○台湾に対する本事業のプロモーション活動の実施。
○海外ブロガー等のメディア招聘による情報発信(翻訳したものを含む)。
○海外へのWEB、SNS、旅行雑誌、新聞、映像等を活用した広告宣伝(翻訳したものを含 む) 。
○訪日教育旅行等に対する理解促進のための商談会の開催。
○台湾の学校関係者や観光事業者に対するイベント出展(旅行博等)、現地事業者訪問時にお ける現地コーディネート。
○恵庭市観光サイト「ENIWA EYE」におけるサーバー管理及び、継続的なコンテンツ 追加や効果的な情報発信(多 言語対応を含む)。
※恵庭市観光サイト「ENIWA EYE」について は、契約期間終了後( 平成31年3月1 日(金))から、次の サーバー管理者が決定するまで( 平成31年4月末頃 を予定)維持 管理しなくてはならない。
ウ【訪日ツアーの受入調整及びマッチング】
○訪日教育旅行等における訪問側と受け入れ側の双方スケジュール等の調整。 ○旅行会社等との旅行プログラムの商談・調整。
○旅行会 社の一般観 光ツアーにおける恵庭市観光資源の組み込み及び実施されたツアー に対 する調査・分析。
○市内における訪日教育旅行等の受入体制の整備。 エ【DMO等の設立支援】
○恵庭市版 DMO 等の組織体制等に関する調査・分析及びその提案。
○恵庭市版 DMO 等が実施すべき事業内容に関する調査・分析及びその提案。 ○恵庭市版 DMO 等の設立推進に向けた支援。
※これらの業務成果として、日本版 DMO 及び日本版 DMO 候補法人の登録、またはそれに準ずる と認められる成果が得られなくてはならない。
オ【その他】
○現地企業や支援機関等とのコミュニケーション
○現地旅行会社や各種エージェントの交渉等に関し、恵庭市に対する適切なアドバイスや支援 カ【成果物の提出】
○上記アからオの実施結果について実績報告書及び成果物(動画、パンフレット等)の提出。 PR 活動におけるヒアリング、アンケート結果の集計及び分析。
○完成した成果物の納品
Microsoft形式(Word、Excel)にてA4判縦になるよう整えた形で整理し、電子データで納 入すること。
○本事業における効果及び実績が分かるもの(掲載記事等)。 4 成果の帰属及び秘密保持
(1)成果の帰属
・本委託業務により得られた成果物は、原則として恵庭市に帰属する。 (2)秘密保持
の目的で使用しない。
・受託者は、本委託業務で知り得た市及び受入企業等の業務上の秘密を保持しなければならな い。
(3)個人情報の保護
・受託者は、本委託業務(再委託した場合を含む)を履行する上で個人情報を取り扱う場合は、 恵庭市個人情報保護条例等の個人情報保護関係法令等を遵守しなければならない。
5 プロポーザル参加の資格要件
(1)単体企業または複数企業等(法人及び法人以外の団体を含む)による連合体(以下「コンソー シアム」という。)とする。
(注)複数企業によるコンソーシアムを組むことで得点が加算されたり、好印象を受けること はない。また、単独企業の応募が不利益に扱われることはない。
(2)提案者は、次のいずれにも該当すること。
①北海道に本社又は事業所等(本事業を実施するために設置する場合を含む。)を有する企業、 特定非営利活動促進法(平成10年法律第7号)に基づく特定非営利活動法人(以下、「特定 非営利活動法人」という。)、その他法人又は法人以外の団体であること。
②台湾市場に事業所等の海外拠点を有する企業又 は台湾市場の現地ニーズ を把握できる企業と の連携関係(コンソーシアム、業務提携等)にあること。
③地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4第1項に規定する者でないこと。 ④地方自治法施行令第167条の4第2項の規定により、競争入札への参加を排除されている者
でないこと。
⑤恵庭市が行う指名競争入札に関する指名を停止されていないこと。
⑥暴力団関係事業者等であることにより、道が行う競争入札等への参加を排除されていないこと。 ⑦「暴力団関係事業者等」の法的定義があるか、ない場合は、役員が暴力団関係者でないこと ⑧次に掲げる税を滞納している者でないこと。
ア 都道府県税(個人住民税及び地方消費税を除く。以下同じ。) イ 本店が所在する都道府県の事業税
ウ 消費税及び地方消費税
⑨コンソーシアムの場合、構成員が単体またはコンソーシアムの構成員として、本事業に複数の 提案をしていないこと。
⑩経営状況及び財務状況が良好であること。
(3)提案者(コンソーシアム内企業を含む)は、下記に記した経験を有すること。
・過去5年以内に、本事業に類似した事業 実施経実績(商品の企画・運営又は雑誌・チラシ、W EBサイトなど各種観光事業、企業訪問・観光資源の紹介・企業とのマッチング等を行った事 業)を有すること。
6 その他留意事項 (1)必要経費
・すべての事業において、事業の実施に必要な経費(会場借上に伴う使用料や運営に必要な機器・ 消耗品等)は委託費に含む。
(2)委託事業の対象となる事業費
・提案事業に係る上限は、9,174,0 00円以内(消費税 込)とする。
なお、受託者選定後、この金額は予算の配分額及び事業内容等の精査により調整する場合があ る。また、消費税率は8%で計算している。
(3)状況報告
・受託者は、本委託業務の実施の進捗状況について、各事業終了後1ヶ月以内に報告する。 ・なお、事業実施時期に関わらず、全ての状況報告は平成31年3月7日(木)までに報告する。